初めてのちゅーは手探り状態

「えと…目とか閉じてくれないかな?」
「えっ?……ええ」
時音はギュッと目を閉じた。
そ…そんな構えられても…。俺だって初めてなんだよ。

良守はドキドキしながら、ギュッと目を閉じた時音に顔を近づけていく…
う……わぁ。
何か柔らかいのが口に当たった。
なんか嘘みたいだ

時音が目を開ける…
あ…しまったすぐ唇、離しちゃった…
もうちょっとしたい

俺は時音を引き寄せてもう一度口づける。
確か舌とか入れるんだよな…
………時音、口開けてくれてよ…。

閉じられた時音の唇を舌でつつく。
気が付いたのか時音が口を開けてくれたので、舌を差し入れる

………入れてどーすんの??
舌を絡め取るとかって聞くけど、と…届かねーよ…
時音からも伸ばしてくれないと、とても無理そう…
仕方がないので届くところを舐めてみる。

結構きついな…あ、歯なら舐められるや
「もーなにすんのよ。ばかぁっ」
「わぁっ」
俺はどーんと突き飛ばされ、よろめいたところを時音に逃げられてしまった。

…歯は舐めちゃダメなのか。



そんなことは無いけどw
ファーストちゅーでそりゃ無いだろ良守。時音が可哀相だっっ
深く口づけ無いから届かないと言う事実に、彼が気が付くのは何時になるやら…

2007.06.04